「古代・蜜月の頃」
 詞:上空 基生

1.

紫色の 風が吹く
(みどり)色した 大地には

(オレンジ)色の 草原が
揺れている

赤い雲間に 現れた
翡翠(ひすい)色した 満月の
遠い昔の 出来事を
語り部が 今 告げている


銀の翼を  付けた男が
空を破って あの月へ

甘い恋の 密を舐めては
月の地面で 踊り続けている


そんな話を 聞いた夜は
眠れられ無い 興奮で
月を眺めて 人類を 探すのさ

数を数える 天才が
極彩色(いろ)を操る マジシャンの
ときめくような 夢のような 遠い昔の出来事


銀の翼を  付けた男が
空を破って あの月へ

甘い恋の 密を舐めては
月の地面で 踊り続けている


教えてほしい 古代人(いにしえびと)
偉大な力は 何を造ったの

だけど今は 闇の支配
朝を 待つだけ

何故に そんな素敵なこと
今では全てが 消滅(」きえ)てしまったの
偉大な力は 何を造ったの

誰が捨てた 愛の夢も
文明の名で・・・

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